「三桂の詩」第30番 11手 ※変長

「三桂の詩」のずっと後のページ(P84)の記述によると、本局の7手目▲32飛不成は旧パラ〜新パラ初期の流行手筋だそうです。そこへ更に歩と角の不成を付け足したという事でしょうが(当時は短編で不成3回は比較的珍しかったらしい)、発表当時解説者(「詩」には明記されていないが鶴田主幹か?)から「(…)大体入選級の図だが、配置に渋滞感がある(…)」と評されています。
もっとも今なら不成の希少価値が薄らいでしまった上に変長(8手目△21玉)に対しても厳しくなっているので、「大体入選級」とは言って貰えないでしょうが。

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